電気職種(変電)


チームワークを発揮して、
電車に欠かせない変電設備を守る

電気部 江戸川橋変電区

生子 雄一 Yuichi Shoji

2019 年入社

出身学部/工学部

東京メトロの運行に欠かせない電気全般を扱う電気部にて、変電設備のメンテナンス業務を行っています。江戸川橋変電区は都内 21 か所の変電所を管理しており、法律に則り日々設備の定期検査を実施。数年先の作業計画まで立案し、抜け漏れなく検査します。設備の更新工事が必要な際は、現場を取りまとめる工事監督としての業務も行っています。24時間常駐しており、万が一故障が出た際には緊急点検して迅速に復旧させるのも重要な仕事の一つです。

仕事に誇りを持つ社員の姿に感銘を受けて、入社を決めた

前職では、大規模工場や風力発電などで使用される受電用変電所の新設工事や改良工事を行っていました。仕事内容は面白くやりがいを感じていたのですが、結婚という人生の分岐点に立った時、遠方への出張が非常に多いこの仕事を続けるのは難しいと思い入社を決めました。出身地の東京で働けること、そして変電設備に関する知識や技術を活かせる会社を探していたところ、東京メトロに出会いました。

通勤通学から旅行まで、日々多くの人々の移動を支える東京メトロですが、その安定運行を守るという使命は並大抵のことではありません。東京メトロの社員は「自分たちだからこそ、電車を安全・正確に走らせることができる」と誇りを持って業務に取り組んでおり、その姿勢に感銘を受け入社を決めました。

入社以降、電気部の江戸川橋変電区に所属し、変電設備の保守管理を担当しています。終電後の約2時間半に集中して作業することが基本で、限られた時間の中でいかにスムーズに検査できるかがカギを握っています。そのためにも、チームワークを発揮して日々の業務にあたっています。

日々の経験と練習の積み重ねが、大会優勝という成果に

東京メトロでは毎年、変電技能競技会が開催されています。電車を動かす設備にあらかじめ故障を仕込み、その故障をいち早く見つけて復旧させるかを競う大会で、安全や作業内容、時間といった評価項目で優勝を争います。

2022年度は私を含めた4人が江戸川橋変電区代表選手に選抜され、先輩たちの熱い指導のもと練習を積み重ねたことが印象に残っています。「やるからには絶対勝つぞ!」という先輩の言葉に刺激を受け、日頃から設備について自分なりに調査し、チームメンバーに共有して知見を深めていきました。大会本番は、トラブルで実際にお客様が待っているという気持ちで挑み、チームで迅速かつ丁寧に復旧作業を実施。結果、作業内容や安全面を高く評価されて、僅差の末に最優秀賞をいただくことができました。

これまでの経験の積み重ねや練習の成果が結果につながったことで、自信を深めることができましたし、「今までやってきたことは間違いではなかった」と実感できましたね。そして、これからも継続して知見を深め、成長したいと心を新たにしました。

最新技術を取り入れて、変電設備を進化させたい

「東京を走らせる力」になるという誇り。そして、お客様がご利用になる鉄道の安定運行を支えているという誇り。その責任感と達成感が仕事の原動力です。

電気部は宿泊勤務があり、先輩や同僚と共に過ごす時間が長く、メンバーの年齢層も幅広いです。そのため、まるで家族のような関係性で、深い絆で結ばれています。鉄道業界ならではの専門知識など、分からないことがあれば親身になって教えてくれますし、ときには資料を用い、理解できるまで向き合ってくれる先輩ばかりです。日々技術を高め合い、自分の仕事に誇りを持って東京メトロを支えているということが、当社で働く醍醐味なのだと思います。

今後の目標は、30年先を見据えた技術を取り入れた変電設備の設計に携わることです。最先端の技術を取り入れながら、耐久力やメンテナンス性に優れたシンプルな構造に仕上げるのが目標です。そのためにも、新しい技術の研究論文を読み、知識の吸収に努めています。東京メトロの変電設備は奥が深く、生涯をかけてその設備のプロフェッショナルになる価値が大いにあります。技術を究めたいという方は、是非一緒に仕事をしましょう。

※記載内容は取材当時のものです

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