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Expert Positions

子育て社員クロストーク

産休・育休制度や時短勤務など子育てに関わる制度を利用し、東京メトロで活躍している3人の女性社員。
経験者だからこそ語れる東京メトロの福利厚生や、仕事と子育ての両立などについてお話を伺いました。

  • 運転部 東西線乗務管区 車掌

    大子 直美

    Naomi Ogo

    2007年入社

    入社後は営業部に所属となり、四ツ谷駅や新宿駅の駅係員を勤める。その後車掌への職種転換試験に合格し、2011年より車掌として活躍中。

  • 営業部 新宿駅務管区

    清水 利沙

    Risa Shimizu

    2008年入社

    駅係員として改札やホームに立ち、お客様のご案内や安全確認、車いすを利用されるお客様の案内などに従事する。

  • 工務部 工務企画課

    石田 聖

    Makoto Ishida

    2014年入社

    入社2年目より日比谷線線路の現場に立ち、工事監督としての経験を積む。妊娠をきっかけに本社へ異動。

柔軟に選択できる時短勤務制度を活用

―どのような子育て制度を利用したか教えてください。

大子
仕事と子育てを両立させたかったので、産休・育休取得後に時短勤務と夜勤労働の免除、早出残業の制限を利用しました。東京メトロの時短勤務は職種によって取得パターンが複数あり、希望にあわせて選択できます。最初に利用したのは「短A」というパターンで、1か月をフルタイムの日勤11日と減日(労働しなくて良い日数)9日という組み合わせで働ける制度でした。途中からは、私の住む自治体が定める保育園入園の条件を満たすために、日勤16日と減日4日の「短H」に切り替えました。

清水
私は妊娠が分かったタイミングで、宿泊勤務と早出休日労働を免除、仕事内容も駅事務室内での作業に切り替えてもらいました。そのため、産休・育休に入るまでは改札やホームに立たず、駅事務室での事務作業が中心でした。育休明けは大子さんが最初に利用した制度と同じ「短A」を利用し、週3日勤務で働いています。

石田
私は現在本社に勤務していますが、時短勤務「短6」を利用し、週5日出勤、1日当たりの労働時間が1時間25分短縮されるパターンを利用しています。私は家が会社から遠く、通勤に約1時間半かかるので、時短勤務を取得することで延長保育を使わず保育園に預けることができ、助かっています。

―制度を利用する前に不安はありましたか?

清水
申請書類をきちんと作成できるか不安でしたが、上司や先輩方に助けてもらいながら無事手続きできました。また、事務作業への転換を利用したことで、どういう立ち振る舞いをすればいいか最初は迷いました。でも、皆から「大丈夫だよ」と声をかけてもらえましたし、先輩ママさんにも相談して「自分なりに頑張れば問題ない」と思えるようになりましたね。

石田
子育てで急遽仕事を抜けなければいけなくなったときに、迷惑をかけてしまうかも……と思っていましたが、職場の皆の理解があり協力してくれるので安心しました。仕事量も調整してもらったり、サブ担当をつけてリカバリーできる状態にしてもらったりと、至れり尽くせりで感謝しかありません。

大子
私が制度を利用した当時は、まだ車掌が育休復帰した前例がなかったので、正直不安でしたね。でも時短勤務などの制度を利用して、乗務員として復帰できましたし、会社と提携している保育園を紹介してくれたりと、サポートもありとても助かりました。

効率を意識して仕事と子育てを両立

―制度の利用前後で働き方は変わりましたか?

石田
自分だけで仕事を抱え込まずに、状況を都度メールなどで周囲に共有するようにしています。業務負担を通常よりも軽くしてもらっていて、子どもの都合で早退してしまっても大丈夫な環境をつくっています。保育園からの電話が会社にかかってきたときも、先輩が「私から上司に伝えておくから大丈夫だよ」と言ってくださったり……。皆の心遣いと声がけのおかげで、安心して仕事と育児を両立できています。

清水
育休取得前はどちらかというと仕事人間で、バリバリやってやる!という意識が強い方でした。でも、育休復帰後はいい意味で肩の力が抜けて、家庭を大切にしながら気持ちに余裕を持った働き方ができるようになりましたね。限られた時間内で仕事と向き合わなければならないので、効率をより重視するようになりましたし、家事も時短を意識しています。ネットスーパーや配達サービスを利用したり、休日におかずをつくり置きして、夜ごはんを簡単に出せるようにしたり。便利なサービスはどんどん使っています。

大子
時短勤務で就業時間が限られているので、集中力は今まで以上に高まりました。出勤時、バタバタしても気持ちを落ち着けてから業務を開始できるよう、制服着用のルーティンを決めていますね。

育休復帰後もキャリアアップを目指せる

―キャリア形成に何か影響はありましたか?

清水
キャリアに影響はないですね。昇職試験を受けられる年数もしっかりカウントされていくので、産休・育休を取得したからチャレンジできないということは一切ないです。

石田
そうですね。育休を約2年取得して復帰したので、昇職試験は同期より一年遅れて挑戦しましたが、影響はそれくらいです。出産育児というそのときにしかできない貴重な経験を積めましたし、自分の人生にはプラスになっています。

大子
母になっても管理職になれる職場ですよね。自分次第で自由にキャリアを描ける環境で、皆誇りを持ってスキルを磨いています。

より良い子育て制度づくりに貢献したい

―今後の目標を教えてください。

石田
工務部の技術職として、キャリアアップを目指したいですね。今は本社勤務ですが、近い将来は現場に戻って活躍したいです。工務部の仕事は現場にいないと分からないことも多いですし、何といっても現場の仕事が大好きですから。現状は、育休前後の女性社員は本社勤務になるのが基本ですが、日勤で現場仕事をできるようになれば、もっとキャリアの幅が広がりそうです。そのためにも環境をより良く変えていきたいですね。

清水
監督者や統括駅務係として活躍する女性社員も多いですし、さらなるキャリアアップを目標に日々の仕事を頑張りたいです。あとは、働きやすい職場環境づくりに貢献する仕事にもチャレンジしてみたいですね。男性社員も育休や時短勤務を取得する人が増えてきていて、男女問わず仕事と子育てを両立しやすい職場になっていると思います。その制度をさらに改良し、誰もが使いやすい状態にできると嬉しいです。

大子
2011年から車掌としてのキャリアを積んできたので、将来は運転士として活躍してみたいです。長年の車掌経験から、これまでの業務で運転士の仕事内容を理解できるようになりましたし、いつか挑戦してみたいですね。

―最後に、就職活動生へのメッセージをお願いします。

清水
東京メトロは、首都圏のお客様の日常を支える交通機関です。日々のあたりまえを支える一員になれていることが、自信と活力につながります。職場の先輩たちも和気あいあいと接してくれる人ばかりで、働きやすい環境だと思います。皆さんと一緒に楽しく働けることを、心待ちにしています!

石田
当社は休みをしっかり取れますし、仕事もプライベートも充実している社員がたくさんいます。福利厚生が整っていて、復職もしやすい環境ですので、女性も安心して働けます。独身アパートや家族住宅もあるので、上京組の方も安心してくださいね。

大子
就活生のみなさんは、色々な不安を抱えているかと思います。でも、大丈夫です。心も身体も健康に、前向きに挑戦してみてください。コツコツ、ゆっくり、自分らしく就職活動をし、後悔だけはないよう、自分らしさを発揮してください!

※記載内容は取材当時のものです

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