運輸職種(駅)


駅という場所でお客様の心に寄り添い、
安全・安心をお届けする

営業部 池袋駅務管区

諸橋 麗Rei Morohashi

2022 年入社

出身学部/国際学部

ホームをはじめとする駅構内の安全管理や改札(インフォメーションカウンター)での精算、乗換案内、収入金管理などを担当しています。「安全・安定輸送の確保、お客様サービスの向上」という部の目標にもとづき、特に乗務員や本社と連携してお客様に安全・安心で快適な駅環境を提供し、適切な分かりやすい情報提供と、お客様の心に寄り添う親切で丁寧な対応を心がけています。

朗らかな社員が多く、温かな会社という第一印象

私たちの代の就職活動は、コロナ禍の真っ只中。私自身、当初志望していた旅行業界がほとんど採用をストップするという状況で、一時期迷いを抱えていました。そんな中、観光事業の講義で鉄道をはじめとする交通システムについて学ぶ機会があり、普段からあたりまえに利用している駅や電車の裏側には、安全・安心を支えてくださる方々がいるのだということを強く感じ、そこで働くことを意識するようになりました。

中でも東京メトロは、社員座談会で「女性だから任せられないという仕事はない」「全員が活き活きと仕事をしている」という話をされていて、すごく印象が良かったことを覚えています。また、お会いする社員の方々も、しっかりと目を見てこちらを尊重しながら話してくださる方や朗らかな方ばかり。温かくて良い人が多い会社だなと感じました。その印象は入社した今でも変わらないです。

また、鉄道関連の仕事をしている父からも「首都圏に路線が集中していて、安定しているのは良いんじゃないか」とアドバイスをもらい、東京の大動脈として多くのお客様の日常を支える東京メトロの一員として活躍したい気持ちが高まり、入社を決意しました。

人々の日常の一部である鉄道を支える大切な仕事に、一体感を持って向き合う

入社後は研修を経て、まず副都心線の西早稲田駅に勤務しました。現在勤めている駅に比べ、乗降者数の多い駅ではありませんが、配属前は覚えることが多いのではないかと、正直少し不安もありました。

しかし、総合研修訓練センターで行った新入社員研修のおかけで想像していたよりもずっと安心して現場に入っていけました。総合研修訓練センターは、実際の駅を模した場所になっており、設備なども非常に充実しています。研修時には、そこで知識を学んだり、業務のシミュレーションをしたりするのですが、おかげで配属後もすぐに実業務に馴染むことができたと感じています。

また、社内は、同じ管区内はもちろん、所属の垣根を越えたコミュニケーションも多く、一体感のある大きなチームのような環境です。「多くの人々の日常の一部である鉄道を支える」という大きな目的が、一体感を強めているのではないかと思います。日々の業務で分からないこと、自分だけでは対処できないことがあれば、周囲のメンバーが親身になって教えてくださるので、一人で抱え込むことはありません。常に周囲と情報を共有しあって、一体感を持って働くことができています。

毎日の業務を通じてお客様の喜びや安心が実感できる

駅係員の業務はホーム上の安全管理から改札などでのお客様対応など多岐に渡り、どんな小さな仕事もお客様の安全や安心に結びつくものですので、とてもやりがいに溢れています。

以前、遠方からいらっしゃったお客様が財布を紛失してしまったことがありました。慣れない土地で大変お困りの様子でした。なんとか力になりたいと思い、途中駅で車内を捜索してもらえないか依頼をしたり、各駅の事務所に確認したり、各所へ連絡を取りました。結果、車内捜索をした駅で無事に発見することができ、「見つかりましたよ」とお伝えすると涙ぐまれて、「なんとお礼を申し上げていいか……」と感謝してくださいました。

遺失物の捜索も私たちの仕事ですし、構内の案内やホームでの安全確保、あるいは体調不良の方への対応、その他すべての仕事がお客様の快適な鉄道利用につながります。泊まり勤務など、慣れるまでは体力的に大変な部分もありますが、毎日、安全にお客様を支えられる喜びに満ちています。これからも仲間とコミュニケーションを取りながら、もっとお客様に貢献していきたいなと思っています。

※記載内容は取材当時のものです

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