都市・生活創造


不動産ビジネスを究めて、
東京メトロならではの「まちづくり」を

不動産開発第一部

松土 恵大Keidai Matsudo

2016 年入社

出身学部/総合文化政策学部

私のミッションは、鉄道事業に続く東京メトロの新たな事業の柱を創出することです。中でも私は不動産事業に携わっており、現在、東京メトロにとって初の取り組みとなる、REIT(不動産投資信託)の組成とアセットマネジメント事業への参入に向けて、社内外の関係者を巻き込みながら準備を進めているところです。この新規ビジネスを立ち上げて軌道に乗せ、東京メトロの不動産事業を拡大していくことを目指しています。

広告事業からキャリアをスタート。大規模なプロジェクトも担当。

私は大学時代、都市や地域デザインについて研究していた経験からまちづくりに興味を持ち、就職活動では地域の発展に広く貢献できる鉄道会社を検討しました。中でも東京メトロに注目したのは、同業他社と比べて鉄道以外の関連事業にまだまだ伸びしろがあり、まちづくりに関われるチャンスが大きいと感じたからです。

入社後は、鉄道事業を活かした広告や不動産などの事業領域で、様々な経験を重ねてきました。最初に配属されたのは、流通・広告事業部の広告担当。そこでは大きなプロジェクトに関わるチャンスも得ました。当時リニューアル工事が進められていた銀座駅の構内に、デジタルサイネージを新たに70面以上設置するというもので、私が主担当を務めることに。鉄道施設の様々な工事が同時並行で進む中で、予定していた場所にサイネージを設置できなくなるかもしれないという事態が発生しましたが、どうすれば実現できるのか、工事担当部署の方々と懸命に話し合いを重ねて解決策を見出し、プロジェクトを推進しました。本当に大変でしたが、駅のリニューアル工事が完成し、実際に広告が流れている様子を見た時は感動しました。

社外に出向し、不動産ビジネスに関する知識やスキルを獲得。

銀座駅のデジタルサイネージ設置のプロジェクトを任されたのは、入社4年目の時。このように若いうちから大きな仕事を担えるチャンスがあることも、東京メトロの総合職の魅力です。その後は、都市・生活創造事業全体の事業計画を立案するチームへ異動。ちょうどコロナ禍で社会が大きく変化している最中で、今後の事業の見通しをシミュレーションする業務を担当しました。ここでは、経営的な視点で事業リスクを分析するという、貴重な経験を得ることができました。

そして、私にとって大きな転機になったのが、大手不動産会社への出向です。ここから不動産事業にキャリアの軸足を移しました。入社6年目から2年間出向し、主に不動産の営業に従事しました。それまでは社内調整の業務が多かったため、一度は営業を手がけてみたいという思いもあり、まさに絶好の機会となりました。出向先では主にオフィス物件の提案営業に携わり、不動産に関する知識やスキルを身に付けるとともに、業界内でのネットワークを形成できたことは私の財産になっています。

新規ビジネスを通じて、私がやりたい「まちづくり」へ

出向から戻った後は、不動産事業を担う部署に所属し、新規ビジネスの準備を進めています。具体的には、投資家から集めた資金を不動産に投資し、収益を投資家に分配する「REIT(不動産投資信託)」の組成と、それに係る「アセットマネジメント事業」への参入について社内外の関係者と連携しながら、その実現可能性を調査しているところです。東京メトロでは前例のない取り組みであり、メンバーの一員として挑戦できることに、大きなモチベーションを感じています。

この新規ビジネスを足掛かりに、東京メトロは不動産事業をいっそう拡大していく考えです。都心に事業基盤を持つ当社ならではの特徴を活かした「まちづくり」。新規ビジネスの準備は、まさしく私が入社以来携わりたかった「まちづくり」につながる取り組みです。これまで経験してきたことをもとに、様々な人を巻き込んで東京メトロの不動産事業をいっそう盛り上げ、自分の仕事を通じて東京に集う人々の生活を豊かにしていきたいと考えています。

※記載内容は取材当時のものです

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