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技術系女性社員クロストーク

東京メトロには、第一線で活躍する女性技術者が多数在籍しています。彼女たちはなぜ東京メトロを選んだのか、これまでで一番印象に残っている仕事は何か、そして働く環境はどうなのか。女性視点で東京メトロのリアルを語っていただきました。

  • 都市・生活創造本部 不動産開発第二部

    近藤 安代

    Yasuyo Kondo

    2008年入社

    工学研究科

    入社以来、工務部一筋でキャリアを磨き、設計や積算、工事発注などの業務に携わる。2013年~16 年で産休・育休を取得した後に復職。現在は不動産開発第二部にて手腕を振るう。

  • 改良建設部 設計第二課

    根本 早季

    Saki Nemoto

    2013年入社

    理工学部

    入社当初は改良建設部にて業務に従事し、2017年に工務部へと異動。2018年には土木課の副主任を務める。現在は改良建設部へ戻り、設計第二課で課長補佐として新線建設に従事。

  • 鉄道統括部 運輸システム課

    西川 祥子

    Shoko Nishikawa

    2016年入社

    理工学研究科

    最初に配属された電気部千代田線信通区で約2年間勤務したのち、信号通信課の統括事務係や千代田線信通区の電気助役を歴任。現在は鉄道統括部に異動し、運輸システム課の副主任として、技術開発に携わる。

  • 車両部 車両課 次世代業務変革担当

    山本 紗英

    Sae Yamamoto

    2019年入社

    理工学研究科

    入社後、中野工場および上野検車区での現場経験を積み、2022 年から本社勤務。現在は車両課に配属され、CBM や組織活性化などの業務改革に取り組む。

鉄道事業という広いフィールドで、自身の技術を高めたい

―理系出身であるみなさんが、就職先として東京メトロを選んだ理由を教えてください。

近藤
建築系の学部出身で、駅を中心としたまちづくりの研究をしていたこともあり、鉄道と不動産業界を主に見ていました。中でも鉄道業界の場合、設計から保守まで、ありとあらゆる分野に関われるのが魅力でしたね。そして東京メトロは、数ある鉄道会社の中でも首都東京に特化した稀有な存在であり、入社を決めました。

根本
私は鉄道業界に絞っていました。漠然とではありますが、「東京を元気にしたい」という思いがあり、都市の発展に欠かせない人流を司る鉄道業界に興味を持ったんです。東京メトロは、沿線に住んでいたこともあって馴染みのある会社でしたし、同業他社に比べても運輸収入の割合が高く、設備投資も積極的に行っており面白い仕事ができそうと思えたのが決め手です。

西川
就職活動では、自分の仕事が人々の暮らしに直接役立つかどうかを軸にしていました。その観点から、主に電力やガス、情報などのインフラ系を中心に見ていた中で、東京メトロと出会ったんです。そこで、鉄道が様々な分野の総合的な技術で成り立っていることを知り、一層興味がわきました。業務が多岐にわたるため、技術以外の部署にジョブローテーションできる可能性があることも、魅力に感じましたね。

山本
いろいろとできそうなところに魅力を感じたというのは、私も同じです。私は性格的に同じことをずっとやり続けるのは苦手なのですが、東京メトロならジョブローテーションで様々な経験を積むことができ、飽きずに楽しみながら仕事ができそうだと思いました。最終的な決め手になったのは、インターンシップで見た先輩社員の姿。その背中がとても輝いて見えたことで、入社を決意したんです。

学生時代から現在に至るまで、すべての経験が糧になる

―みなさんがこれまで取り組んできた仕事の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

近藤
2020年に暫定開業した虎ノ門ヒルズ駅の担当をしていた時のことです。工事を進めるのはもちろん、報道への対応など、かなりバタバタと作業を進めなければならない状況でしたが、無事に開業できたときのインパクトはとても大きかったです。開業直前からの担当でしたが、新駅開業に立ち会える機会なんて、東京メトロに定年まで勤めてもあるかどうかわかりませんから、一生自慢できるエピソードと言えますね。これから虎ノ門周辺がもっと盛り上がってくれると嬉しいです。

根本
土木の分野でも近年DXやAI、ドローンといった最新技術を積極的に取り入れていこうという動きが活発になっています。私が工務部に所属していた時、それらを利用した業務改善に取り組んでいました。未知領域の技術を導入する場合は往々にして「当該の技術を使うこと」が目的になりがち。手段と目的をすり替えないように、今の業務をしっかりと棚卸し、大目的である「業務の改善点を探求」していく過程は、地道ではありますが大きなやりがいを感じます。

西川
私はお客様に新しい価値を提供する鉄道乗車サービスを実現するための出改札システムを検討、提案していくのが主な役割なのですが、デジタル切符を用いてそのまま改札を通れるシステムを提案し、改札機メーカーの方と共同で本番フィールドの検証を行いました。それは企画から実行まで、中心的に携わったので、達成感もかなりありましたね。新しい技術をいかにして活用し、お客様に新しい価値を提供するか。決して簡単な道ではありませんが、挑戦しがいのある仕事だと感じています。

山本
入社4年目で初めて本社勤務となり、車両部としての組織のあり方や、業務の見直し、DX推進などを行う業務戦略担当になりました。現場配属の経験があったからこそ分かることも多く、これまでの経験を活かした課題解決に取り組めることにやりがいを感じます。若手のうちから様々なことに挑戦できる環境ということもあり、自分が提案した企画で現業を支援できたことが特に嬉しかったですね。

キャリアアップもプライベートの充実も、どちらも目指せる

―技術職における女性の働きやすさについてはいかがですか?

近藤
女性だから苦労する、といったようなことはないですね。私は産休・育休を取得しているのですが、復職後は保育園からの呼び出しなどでどうしても早退をしなければならない、なんてことも少なくありませんでした。そんなとき、周りの人たちが嫌な顔一つせず、子どものことを優先するように言ってくれたのは、とてもありがたかったです。福利厚生などのハードな面と、周りの人たちの理解というソフトな面の、両方が充実している会社だと思います。

根本
制度を活用しながら子育てをしている男性社員も多いです。そういう意味でも、周囲の理解が得やすい環境だと思います。どんな仕事もそうだと思いますが、結果さえ出していれば、男女で差が生まれてしまうことはありません。自分自身が熱量を込めて取り組めば、自ずと結果は付いて来るものですし、その結果があればしっかりと評価をしてもらえるので、モチベーションも上がります。

西川
技術系総合職は、本社配属になる前に、全泊勤務のある現業職場に配属されることも多いですが、女性用の施設設備はしっかりと整っているので、安心して快適に過ごすことができます。またそれ以前の話として、東京メトロは配属先を決める際には社員の意見を可能な限り尊重してくれるため、苦手なことやできないことを克服させるような配属ではなく、得意なことや長所を伸ばせるような配属が実現されています。

山本
産休や育休が、昇進に影響しないのも良いですよね。「キャリアアップしたい」という思いと、「家族や家庭を大事にしたい」という思いの、どちらも犠牲にしなくて良いのは東京メトロならではの魅力だと思います。また私が所属する車両部では工場勤務もあるのですが、そこで働いていた女性社員が、妊娠したタイミングで肉体労働から事務所作業へと配置換えをしてもらったという話も聞きました。無理はできないけれど、仕事を続けて会社や社会の役に立ちたい、そんな女性社員の思いをしっかりと聞き入れてくれた形です。福利厚生などの制度面はもちろんですが、気遣いも手厚い会社なんですよね。

自分を知り、企業を知り、後悔しない就職活動を

―最後に、みなさんと同じような理系出身の女性に向けて、エールをお願いします。

近藤
企業探しをするときは、その企業がつくったモノやサービスなど、その仕事ぶりを直接見てみるのが良いと思います。そうすると、仕事のイメージもわきやすくなりますし、社員の人たちがどのような思いで仕事に向き合っているのかを感じることができるはずです。そうして愛着を持った会社で働くことが、日々のモチベーションを高める秘訣ではないかと思います。

根本
自分がやりたい仕事ができる会社を選ぶことは大前提としてありますが、必ずしもその会社で希望通りの仕事ができるとは限りませんし、場合によっては自分自身のやりたい仕事が途中で変わってしまうことも往々にしてあるものです。だからこそ、与えられた仕事や、目の前の仕事をどうすれば楽しめるようになるかという視点を持っておくことも大切なのではないでしょうか。

西川
鉄道事業は様々な分野の技術によって成り立っており、東京メトロも例外ではありません。だからこそ、自分自身のできないことに注目するのではなく、できることを積極的にアピールして欲しいと思います。そして、もしもそのできることが、東京メトロの求めるものと合致しているのであれば、必ず活躍できると思います。

山本
就職活動は大変ながらも貴重な機会なので、ぜひいろいろな情報を取りに行くようにしてほしいと思います。それに合わせて、説明会などに参加するだけでなく、OB・OG訪問のような社員と直接話せる機会を設けるようにするのがおすすめ。どんな人が働いているのかを知れば、自ずと会社の本質も見えてくるようになり、より精度の高い就職活動が実現できると思います。

※記載内容は取材当時のものです

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