デジタル


膨大な人流データを分析し、
「東京」の機能をアップデートしていく

デジタルイノベーション推進部

山本 昂平Kohei Yamamoto

2022年入社

出身学部/理工学研究科 総合デザイン工学専攻

私は、総合職デジタル系の新卒採用の第二期生として東京メトロに入社しました。現在は、東京メトロのDX施策を企画推進するデジタルイノベーション推進部に所属し、当社が保有するデータを利活用して新たな価値を創出するミッションを担っています。社内の各部門と連携してデータ分析による課題解決を支援しているほか、全社的なデータ分析基盤の構築やデータ活用による新サービスの企画検討など、様々な業務に携わっています。

東京メトロのデータ利活用はこれからが本番。「チャレンジできることが多そうだ」と志望

私は学生時代、ディープラーニングを活用した医用工学の研究に携わり、そこでAIが秘める可能性に大いに魅せられました。就職にあたっても、AIなどのデジタル技術を駆使して、データから新しい知見を導き出すような仕事に就きたいと考え、それが実現できる企業を検討。当初はAIコンサルティング会社などを検討していたのですが、外部から知恵を提供するのではなく、事業会社で自らデータを分析して新しいビジネスの仕組みをつくるほうが面白そうだと思い、出会ったのが東京メトロでした。

東京メトロは、毎日600万人以上ものお客様が利用する交通インフラを東京都心に有しており、そこから生み出される膨大なデータをもとに、人々の暮らしに大きな影響を及ぼすことができる。しかも、東京メトロのデータ利活用はこれからが本番であり、チャレンジできることも多そうだと、ここでのキャリアに大きな魅力を感じて東京メトロを志望しました。

入社後は、研修として駅員業務や車両・設備・線路の点検整備業務などを経験し、2年目からデジタルイノベーション推進部に所属。1年間の現場研修を通して、東京メトロにはデジタルで解決できそうな課題がたくさんあると実感し、モチベーションがさらに高まりました。

データ分析のテーマは実に多種多様。若手でも自分のアイデアを存分に反映できる

東京メトロのDXはまだまだ進化の途上にあります。私たちのチームのもとには、社内の各部門から「このデータを使ってこんな課題を解決したい」という要望が次々と寄せられ、そこに専門知識を駆使して応えていくことに奮闘しています。

例えば、地下鉄の線路の点検において、これまで人による目視で行っていた作業を、AIを使った画像認識で自動化する仕組みを考えたり、あるいは、お客様の鉄道利用状況や駅構内の人流データを分析することで、電車内や駅構内に存在する広告媒体の価値向上につながるような新たな知見を導き出すなど、取り組むテーマは多種多様。それが東京メトロならではの醍醐味だと感じています。

また、デジタルイノベーション推進部は新しいアイデアを採用することにも意欲的です。私も配属されて早々、駅間のお客様の移動を把握するのに「ネットワーク分析」が有効ではないかと考え、そのためのプログラムを作成して提案したところ、上司や先輩方が大変興味を持ってくださり、ある分析案件に私のプログラムが活用されました。キャリアに関係なく、若手でも良いアイデアを出せば受け入れられる。そこに大きなやりがいを感じて仕事に取り組んでいます。

ここはベンチャー企業のような雰囲気。前例のない取り組みを自ら主導できる醍醐味

最近では、東京メトロが持つ膨大なデータを利活用した新たなサービスの企画開発にも携わっています。東京メトロは、都心における人の流れを把握できるポジションにあるので、そのデータを都市の暮らしに関わる外部の様々な企業に活用いただくことで、新しい価値を創造できる可能性が大いにある。都心での人々の行動を変容し、例えば最近問題になっているオーバーツーリズムも解消できるかもしれない。それは、まさにデータから「東京」をより良くアップデートしていく取り組みであり、どんな企業と手を組めば社会に貢献できるのか、関係者の方々と議論検討しています。

入社前、デジタルイノベーション推進部はベンチャー企業のような雰囲気だとうかがっていましたが、まさにその通りだと肌で感じています。社内で前例のない新たな取り組みを、自らが主体となって推進していくことができる。それも、東京メトロという巨大なインフラ企業を舞台に、自分が企画したことを実現できる。こんな機会はそうそう手に入るものではないと思いますし、これからさらにデジタルの力を磨いて、社会にインパクトを与えるような仕事をぜひ成し遂げたいと思っています。

※記載内容は取材当時のものです

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