運輸営業


もっと便利な東京メトロにするために、
アイデアをカタチにする

CX・マーケティング部
デジタルマーケティング担当

岸本 健一Kenichi Kishimoto

2018 年入社

出身学部/政治経済学部

CX・マーケティング部のミッションは、移動に新たな価値を加え、鉄道サービスの需要を喚起することです。コロナ禍で劇的に変化した経営環境に対応するため、「City Tourism(東京の都市内観光)」の推進を掲げ、乗車ポイント「メトポ」のサービス制度魅力向上や、沿線との連携キャンペーンなど様々な施策を担当。お客様の声に耳を傾けながら、改札機データや会員属性に基づいたマーケティングを行い、「あと 1 日」、「もう1駅」東京メトロに乗車したくなるような仕組みづくりにトライしています。

より多くのお客様に利用してもらうため、挑戦の日々

学生時代に取り組んでいた野球のように一人ひとりの強みを発揮して、チームワークを活かしながら、多くのことに挑戦できるような仕事に就きたいと漠然と考えていた中で、幅広い部門の相乗効果に支えられて、より大規模な事業に携わることのできそうだった鉄道業界に魅力を感じました。特に東京メトロは都心に魅力的な沿線基盤を持ちながら、その点を武器にして鉄道以外の分野でも積極的に新たな事業に取り組んでいると聞き、挑戦の基盤がより強固で幅広く、チャレンジしがいのある環境であると思い、入社を決めました。

入社後は駅係員や車掌を経験し、2020年に営業部旅客課へ異動。駅業務におけるお客様サービス向上や業務効率化を目的としたアプリの導入・運用や、メトポを活用した混雑緩和施策を担当しました。

2022年からは、需要創出・マーケティング部(現:CX・マーケティング部)でマーケティング業務を担当。より多くのお客様にご利用いただくために、トライアンドエラーを繰り返して施策を展開しています。「もっと東京メトロをご利用いただくために何ができるのか」という抽象度の高い課題に対して苦戦することもありますが、その分結果につながった時の喜びは大きいものです。

意見を交わしてアイデアをブラッシュアップし、成功へと導く喜び

コロナ禍の逆境に立ち向かい、運輸収入減少に対する打ち手の一つとして動き出した、メトポの「ランク制度」導入プロジェクト。お客様のライフスタイルの変化を意識しながら、今までよりもさらに乗車回数を増やしていただけるよう、「乗れば乗るほどお得にご利用いただける」仕組みを目指しました。

ポイントサービス自体の位置付けをゼロベースで検討したため、絶対的な正解がない中でどのような方向に舵を切るべきか、議論を重ねました。特に運輸収入回復に向けた取り組みの第1歩として注目度も大きく、関係者から様々な観点で意見をいただきました。

しかし、そうした中でも「いいと思ったものはやってみよう」という東京メトロらしい前向きな声もあり、一つひとつの意見と真摯に向き合うことに。関係者の意見を取り入れたり、アイデアに乗車データ等の定量的なデータを組み合わせながら、説得力のある施策へとブラッシュアップして、2023年3月にサービスを開始することができました。正解がない仕事だからこそ、「自分たちはこう思う」という想いを共有することで、関係者を巻き込みながらより納得感のある施策へと仕上げることができたことは自分自身の貴重な財産となりました。

既存の枠組みにとらわれない、新たなサービスを

東京の中心を走る路線の魅力を最大限に活かしてサービスを展開できること。これが東京メトロで働く醍醐味だと感じています。「お出かけ機会の創出」といったミッションに対しても、これだけ沿線内に魅力的な観光拠点や商業施設が広がり、かつ密なネットワークでつながっていることは何よりもの強みだと考えています。

施策を検討する上での自由度も高いと感じます。例えば、単に自宅から目的地を往復するだけでなく、「City Tourism(東京の都市内観光)」という言葉の通り、複数の沿線施設と連携して都内を周遊していただくような思想でキャンペーン設計ができるなど、強みを活かした独自の企画を実施することも可能です。今後は、チャンスがあれば会社の外から東京メトロという会社を見つめてみたいと思っています。そして、そこで得られた新たな視点を生かして東京のまちをもっと魅力的にするきっかけや仕組みを作っていけるような人材になりたいです。

この仕事の楽しさは、関わった仕事が目に見える形になり、多くの方に反応をいただけることにあると思います。未来の東京をよりよいまちにするために、自分自身の考えを恐れず発信し、新たなことにチャレンジしたいという想いを持った皆さんと働けることを楽しみにしています。

※記載内容は取材当時のものです

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