Interview22
工務部 第二建築工事所 統括工務係 杣川真美

建築

前例のないプロジェクトへの


挑戦と奮闘を経て、


さらなる高みを目指す

工務部 第二建築工事所 統括工務係

杣川 真美MAMI SOMAGAWA

大学院工学研究科 卒
2016年入社

鉄道建築の仕事の幅広さと
奥深さに衝撃を受ける

私はこれまで、東京都心のさまざまな駅の改良工事における建築・設計に携わってきました。最初に先輩とともに担当したのは、銀座線外苑前駅の全面リニューアルです。一つのプロジェクトに携わる人員の多さや幅広さに圧倒され、戸惑ったのを覚えています。駅構内のあらゆる装置や設備でそれぞれ担当部署が異なるので、最初は先輩に聞いたり教本を読み込んだりしながらひたすら各部署の役割や動きを把握することに努めました。
鉄道建築は単にデザインや設計業務に徹すればよいというものではなく、関係各所との調整や協議も重要なのだということを、身をもって学びました。工事中の仮囲い一つをとっても、お客様の利便性や動線の観点から現場の駅職員と相談したうえで進めねばなりません。また、外苑前駅のリニューアルでは出入口を全面閉鎖する必要があったのですが、それによって近隣ビルの飲食店や小売店などの収益にも影響が出るので、事前にご挨拶とご説明に伺うのも私たち建築・設計部門の仕事でした。当然、先方にとっては私が新人かどうかは関係なく、東京メトロの代表として見られるので、緊張感とやりがいを感じながらことにあたりました。

渋谷駅移設プロジェクトに参加
これまでにない挑戦の連続

これまで携わった中でもっとも規模が大きく、かつ難関だったのは、銀座線渋谷駅を移設するという大プロジェクトです。まだ入社4年目で不安もありましたが、前年に単独で銀座線新橋駅のリニューアルを担当し、計画段階から設計業務までひと通りの流れを学んでいたので、思い切って手を挙げて参加しました。
この移設はさまざまな点で従来の常識を覆す、非常にチャレンジングなプロジェクトでした。旧ホームを通路として使い、1階と2階でそれぞれ異なる大型商業施設と接続させることで大きくお客様の動線が変わるため、案内板の配置などに数多くの工夫を凝らさねばならなかったほか、何よりそれぞれの施設との調整事項が膨大で、協議が大変でした。さらにホームを通路に変更する事例は過去になかったため、渋谷区や区消防などへの詳細な説明が必要でしたし、移設後の駅の営業許可をあらためて関東運輸局から得るための協議を重ねるなど、とにかく初めてだらけで挑戦の連続。もちろん調整や協議に追われながらも、デザインやレイアウト面の追求にはこだわり、空調や消火栓、ベンチなどの細部に至るまで、納期の許す限り関係各部署や設備のメーカーなどと検討を重ねて最善のかたちを模索しました。
関係者全員の努力のかいあって、予定通りに2019~20年の年末年始の6日間、駅を運休しての切り替え工事に入ることができ、自分たちが設計したものが具現化していく様を目の当たりにした時の感動は、言葉ではとても表せません。

数多くの駅改良工事を経験し、
設計部門から工事監理へ

これまでの建築・設計の現場での自分のキャリアを振り返ってみると、大きな仕事を任せされ、挑戦の機会を与えてもらったおかげでここまで成長できたのだと実感します。特に建築職は他部署や社外との調整や会議の仕切りなどが多いので、若手のうちからリーダシップを発揮することが求められます。もちろん、先輩方のサポートやアドバイスも手厚いのでその点は安心でした。また、常にさまざまな部署の人たちに相談したり、一緒に検討を重ねたりしてきたので、社内ネットワークが大きく広がったことも、これからの自分のキャリアにとって大きな強みになると感じています。
多数の駅改良工事の現場を経て、現在は本社で発注された建築工事をゼネコンと一緒に監理する部署で、2020年6月に暫定開業した日比谷線虎ノ門ヒルズ駅と銀座線虎ノ門駅のプロジェクトに携わっています。設計部門から上がってきた図面をもとに「よりお客様の快適や安全、利便性のために工夫ができるのではないか」とあらためて検討し、プロジェクトの全体像も俯瞰しながら完成に向けて詳細を詰めていく役割になるので、これまでの経験と知見をフルに活かして取り組み、「この駅は私が作った!」と胸を張って言える仕事をしていきたいと思います。

Career

2017年

工務部 建築課 計画・工事調整担当 銀座線外苑前駅リニューアル施策の実施設計を担当

2018年

工務部 建築設計第一課 銀座線新橋駅リニューアル施策の計画から実施設計までを担当、その後、銀座線渋谷駅移設プロジェクトに設計担当として参画

2020年

工務部 第二建築工事所 統括工務係 7月から日比谷線虎ノ門ヒルズ駅と銀座線虎ノ門駅のプロジェクトに参画、工事監理を担う

社内外の仕事仲間と交流し、一体感アップ!
休日の過ごし方について

社内外の仕事仲間と交流し、一体感アップ!

入社同期がとにかく仲良しなので、旅行をしたりお互いの家にお泊りしたり、ゴルフをしたり野球観戦したり、オフでもよく一緒に過ごしています。同じ部署内のメンバーとも先輩・後輩関係なくとても仲が良く、休日には先輩の家に遊びに行ったり、船釣りに連れて行ってもらったりすることもしばしば。さらには仕事で知り合った他社の建築関係の方たちなどと硬式テニスを楽しんだりすることもあり、仕事の疲れを発散するとともに、社内外問わず仕事仲間たちとの一体感を強めるきっかけにもなっています。

一覧にもどる

※内容は取材当時のものです