Interview11
企業価値創造部 課長 大原恭子

経営企画

東京メトロのリソースを生かし、


世の中に存在しない


新たなビジネスや価値を創造する

企業価値創造部 課長

大原 恭子KYOKO OHARA

商学部 卒
2002年入社

人の大切さを重んじつつ
人に支えられてきた社会人生活

就職活動にあたっては、大学で公共政策を学んでいたこともあって「多くの人の生活に欠かせないもの」「生活に密着しているもの」「幅広いフィールドで仕事ができること」といった点を重視し、鉄道業界に注目しました。なかでも、当時の営団地下鉄(現在の東京メトロ)は民営化を控え、ダイナミックな変化が期待されていたので、きっとワクワクしながら仕事ができるのではないかと思い、入団を志望しました。
また、私は入団時から一貫して「鉄道サービスのクオリティを支えるのは人である」と考えており、面接時にも人づくりに寄与するような仕組みや組織の構築に興味・関心があることを伝えました。すると、その意を汲んでもらえたのか、入団してからすぐに人事部に配属されました。
若手の頃の職歴のなかで特に印象に残っているのは、2004年に配属となった人材開発課での業務です。入社3年目にもかかわらず、採用広報、選考、インターンシップなどの企画立案・実行という重要な業務を担当することになり、しばしばプレッシャーに押し潰されそうになったのですが、上司や周囲の皆さんのおかげでなんとか乗り切ることができました。たとえば、資料作成に煮詰まって残業していた時に、他部署の先輩がジュースを差し入れてくださり、資料作成をサポートしてくれたことなどがとても印象に残っています。
そういったサポートのありがたさは今も日々、感じています。最近でも課長職になって業務量が増えたのと第1子の入学にあたっての不安が重なり、このままでいいのかと思い悩むことがあったのですが、上司が相談に乗ってくれて、働き方やチームの体制について真剣に考えてくれました。そういった支えのおかげで今の自分があると感じています。

eスポーツジムの立ち上げや
新規ナビシステムの導入に尽力

現在、私が所属しているのは経営企画本部企業価値創造部です。ここではスタートアップとの共創による「東京メトロアクセラレーター」(オープンイノベーションプログラム)や社内のアイデアを事業化する「メトロのたまご」(新規事業提案制度)などの事務局業務を担いながら、それらの新規事業を推進する業務に携わっています。
たとえば「東京メトロアクセラレーター2019」に採択されたeスポーツジム(ゲシピ株式会社)もそのひとつです。南北線の赤羽岩淵駅に直結した当社の所有物件にeスポーツジムを立ち上げることになったのですが、いかんせん東京メトロがeスポーツ事業に取り組むのは初めてのことなので、さまざまな障壁がありました。採算性や運営方法の検討・調整はもちろん、eスポーツジムでのゲームコンテンツの使用許諾をどのように得ればいいのかといったことも、一つひとつ手探りで進めていきました。そして、約1年の準備期間を経て、月額5,500円で何度でも利用可能かつオプションでプロからの指導を受けられるというめずらしいシステムを採用したeスポーツジムをオープンさせることができました。
そのほか、新規サービスという点では「東京メトロアクセラレーター2016」で採択された視覚障がい者ナビゲーションシステム「shikAI(シカイ)」のアプリ公開にも携わりました。これはリンクス株式会社の構想していたシステムに東京メトロが開発協力したサービスで、駅構内の点字ブロックに設置されたQRコードをiPhoneのカメラで読み取ることで、音声ガイドを受けられるというものです。東京メトロ総合研修訓練センターや有楽町線の辰巳駅、新木場駅などでの検証を重ねた末に、2021年にようやく実用化にこぎつけました。私自身は実用化の最終段階における社内外の調整を担当させていただいたのですが、いずれの事業においてもチーム一丸となって「自分たちの仕事が形になる」ことにやりがいと達成感を覚えましたね。

新規事業を立ち上げる
おもしろさと難しさ

現在の業務を通して感じるのは、一からビジネスを生み出すおもしろさと難しさです。それと同時に、東京メトロが持つ多様なリソースやこれまで積み上げてきた会社自体のブランド力を生かせば、まだまだ新たなビジネスを生み出せる可能性があることも実感できました。また、昨今はコロナ禍で鉄道を利用するお客様が減少しており、こうした新規事業への期待感の高まりを今まで以上に感じています。そういった可能性や期待に応えるためにも、新規事業の創出に力を注いでいきたいと思います。また、私はこれまで東京メトロを「社員がやりがいを持って自身の仕事に安心して従事し、東京に集うお客様のいきいきとした毎日に貢献すべくサービスを提供する」会社にしたいという一心で、すべての業務に取り組んできたので、これからもその思いを大切にし続けたいと考えています。
学生の皆さんのなかには自分が社会人になってどういうことをしたいかが明確に決まっていない人もいるかもしれません。それに仮に明確な目標があったとしても、それがすぐに実現するとはかぎりません。だからこそ、就職活動においては心の根っこにある「大事にしたい思い」をあらためて見つめ直し、それが各社の掲げる理念や事業などと一致するかどうかを見極めてみてほしいと思います。さまざまな会社や社会人と出会うことは、皆さん自身の糧になると思うので、ぜひ就職活動を楽しんでください!その結果、東京メトロで一緒に働いてもらえれば、何よりもうれしいです。

Career

2002年

人事部 人事課 社員の発令・異動業務、高校生採用など

2003年

人事部 人事制度担当 人事システム改修検討、要員計画など

2004年

人事部 人材開発課 採用広報、選考、インターンシップなどの企画立案・実行や、中長期的な研修計画策定、研修の企画・実施など。業務の一環として、キャリアカウンセラー(現・キャリアコンサルタント)の資格を取得

2008年

鉄道本部営業部 営業企画課 駅現業社員の労務関係業務(業務量計画の策定、乗務員養成数計画、組合交渉など)

2011年

人事部 人事課 表彰業務、部内管理業務、出向者管理など

2013年

広報部 宣伝課 企業PR活動(テレビCM、ポスター制作)など。約1年間、産前産後休暇・育児休職を取得

2015年

総務部 文書・株式課 社内の規程類や文書の管理、業務組織改正の検討など(紙文化の会社において「電子りん議システム」を導入。)約1年間、産前産後休暇・育児休職(2回目)を取得

2020年

経営企画本部 企業価値創造部 新規事業の企画、社内提案制度「メトロのたまご」とオープンイノベーション「東京メトロアクセラレーター」の事務局業務

土日のセルフメンテナンスで心身のバランスをとる
休日の過ごし方について

土日のセルフメンテナンスで心身のバランスをとる

ふたりの子どもたちと一緒にトミカやプラレール、テレビゲームなどで遊んだりしています。また、平日は仕事と家事、それから育児でへとへとになってしまうので、土日にはひとりの時間をもらって、マッサージや鍼などでセルフメンテナンスをするようにしています。以前は岩盤ヨガにはまっていたのですが、コロナ禍以降はご無沙汰しています。コロナ禍が収束したら再開したいですね。

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※内容は取材当時のものです