TOKYO METRO RECRUITING 東京地下鉄株式会社 新卒採用情報

エキスパート職サイト Expert Positions

Vol.1 メトロのスペシャリスト達


Specialist’s Insight Vol.1

運輸職種 2004年 入社

辻口 忠良 Tadayoshi Tsujiguchi

東京への憧れと日常生活に欠かせないインフラである鉄道に興味を惹かれたことが、東京メトロへの入社の決め手となった辻口。入社当初から電車の乗務員を目指して試験に挑戦し、車掌、運転士として着実に成長してきた。さっそく、そのキャリアについて語ってもらった。

駅係員から車掌、運転士へ成長
さまざまな出会いのおかげで成長

2004-2007
東池袋駅務区(現:池袋駅務管区 東池袋地域)駅改札業務、ホーム整理業務
入社1-4年目

東池袋駅務区(現:池袋駅務管区)
駅業務

入社当初はホームでの列車監視業務と改札口での精算対応やご案内が主な仕事でしたが、覚えることが多く、入社してから3年間はとにかく目の前の仕事に追われる日々を送っていました。その中でも印象に残っているのは、入社間もない頃に改札業務で帳票類に捺印を忘れてしまった時のことです。そのまま次の勤務者に引き継ぎを行って休憩所で休息していたところ電話で連絡があり、厳しく注意されてしまいました。その時は自分のミスを受け止めることよりも「捺印を忘れただけでこんなに注意されるのか」という思いでしたが、後になってみると、一つのミスだけの問題ではなく、私自身の仕事に対する姿勢に問題があったのだということがよく分かりました。先輩にそうした指導を受けながら、どんな仕事にも一つひとつきちんと意味があるということを学び、鉄道に携わる者としての基礎や土台をつくった3年間でした。

入社4年目

日比谷線乗務管区
車掌業務

駅係員としての業務のかたわら車掌を目指し猛勉強していた私は、数回目の試験で合格して2007年6月から車掌業務に就くことになりました。
そもそも、車掌の役割にはドア操作や車内放送のほかに異常時対応があります。実をいうと、私はこの異常時対応に車掌として独り立ちして間もない頃に遭遇しました。まだ駆け出しだったのでお客様に何故、列車が停車しているのかをなかなかうまく車内放送することができませんでしたが、一緒に乗務していた運転士に状況を聞きながら、なるべく分かりやすく、落ち着いて冷静に伝えようと試行錯誤しながら何とかやり抜くことができたのを覚えています。日々の勤務を通して、何千人というお客様を安全に目的地までご案内し、不測の事態にも臨機応変に対応することが求められる仕事の重要性をあらためて実感し、乗務員として日頃から準備やイメージトレーニングをしておくことの大切さを学びました。

2007-2008
日比谷線乗務管区 中目黒車掌事務室 車掌業務
2008-
半蔵門線乗務管区 青山運転事務室 運転業務
入社5年目-現在

半蔵門線乗務管区 運転業務

乗務員としてより幅広い知識を得たいと思い、車掌になってすぐに運転士になるための職種転換試験を受け、合格することができました。そして、2008年3月に総合研修訓練センターに約4か月間の机上教育を受けるため入所しました。その後運転士見習として半蔵門線乗務管区に配属され、約4か月間にわたり、指導操縦者から運転操縦の指導を受け、無事に運転士の免許を取得することができました。
2020年には、所属する運転部で実施している「運転部技能水準認定制度」を受験し、努力の末、最高位である「特級運転技師」に合格しました。その後、乗務員として仕事をする上で最高のモチベーション向上になったのは言うまでもありません。
配属から約11年間にわたって運転士の職務に携わってきましたが、現在は乗務助役という監督者としての立場で数多くの運転士たちの監督業務を務めています。点呼時に運転士の心身状態を確認し、運転上の注意点があれば伝達するなど、その日の運転業務に必要な情報を伝達し、安全に運行できるような環境を整えたり、巡回時に運転士の知識・技能の充足状況や心身の状態を見極めて、必要があれば指導したりしています。自分の指導が安全・定時運行や乗務員そしてお客様の安全・安心に貢献できたと実感できた時に、喜びを感じます。

「運転部技能水準認定制度」とは 東京メトロ独自の制度で車掌・運転士の業務に従事する社員が自律的に知識・技能の向上に取り組むことで、その達成度を認定するものです。初級・中級・上級・特級技師まであり、初級から段階的に取得を目指していきます。

これまでの道を振り返って

振り返ってみると、私は運転士としていろいろな経験をしてきました。特に印象に残っているのは、尊敬できる運転士の先輩に巡り合えたこと、そして職場の同僚、後輩に恵まれてきたことです。運転士は基本的に運転中は一人きりですが、そうしたこれまでの出会いや先輩からの指導、そして日々の周囲からのサポートがあったからこそ、今の自分が成り立っているのだと実感しています。
これまで長い間、運転士として無事故で職務をまっとうし続けられたことを誇りに思うとともに、これからも周囲への感謝を忘れず、後輩の育成と見守りに努めていきたいと思います。