東京地下鉄株式会社 新卒情報 : TOKYO METRO RECRUITING

女性対談

  • 坂田 香奈
  • 世木 幸子
  • 田口 真澄
  • 藤沼 愛

01

ライフプランを見越して、
総合職としての
働き方を考える

ライフプランを見越して、
総合職としての働き方を考える

  • 坂田私は、総合職として長く働きたいと思って入社したけれど、当時を振り返ると、自分がこの先結婚したら、出産したら、どういう状況に置かれるのかを想像することさえできないでいましたね。制度もいまのように整っていなかったので、その時々の制度の範囲内で精一杯やるだけ。ここまでは頑張れるけど、ここは助けてほしいなど、こまめに上司や同僚とコミュニケーションを取りながら、働く環境を整えてもらいました。それには本当に感謝していますし、勇気づけられたと思っています。
  • まさに、先駆者なんですね。坂田さんには経営企画本部時代に、大変お世話になりました。前を走る先輩がいらっしゃったのはとても心強かったですね。世木
  • 藤沼私は、総合職の中でも技術系の女性として第1号だったので、自分がこの職場でどういう働き方をしていけばいいのか、それさえも想像がつかない状況でした。現場は夜間の作業がメインになるので、泊まり勤務があるのは当たり前でしたが、当時は女性のための施設がなかったので、ずっと日勤ばかり。ただ、そんな特別扱いに対しても、周囲の人たちが自然に受け入れてくれたことで、泊まりができなくても、技術の職場に貢献できることを見つけてやっていこうと思えた。行政との協議や積算、計画などの仕事に積極的に取り組むことで、自分の存在感を示していこうと努力できたのだと思います。
  • 私には、坂田さんをはじめ、前を行く人がいましたから、迷いがあれば、そういう先輩たちにメールで相談していました。坂田さんからいただいた助言のなかで印象的だったのは、「こうじゃなきゃいけないという考えは捨てなさい」という言葉。固定観念にとらわれずに、もっと柔軟に考えたほうがいいよということだと理解しています。もう一つは「周囲の人たちに、ごめんなさいじゃなくて、ありがとうという気持ちを伝えてほしい」ということ。この言葉も励みになりました。世木
  • 坂田あっ、その二つめの言葉は、私が上司に言われたことでした。
  • 坂田さんは、単なる憧れの対象ではなく、叱ってくれる先輩でもありました。私が何気なく「時短(※短時間勤務の略称)を取ろうかな」というと、「時短を取るかどうか決める前に、この先自分がどういう働き方をしていきたいのか、よく考えたほうがいいよ」と喝を入れてくださいました。世木
  • 坂田誤解を招かないように補足させていただくと…。時短を活用することがいけないと言っているわけではないんですよ。今は制度が充実していて、出産と育児のための休暇も復帰後の時短についても、長く使えるように整備されているけど、あるものをとりあえず使うところからスタートするのではなく、まず自分が将来にわたってどう働いていきたいのか、家族や保育園など子育てをサポートしてくれる環境はどの程度あるのか、そういったことをじっくり考えるべきです。その上で、本当に自分に必要な制度を取捨選択すべきだと思っています。
    自分の考え方も周囲の環境も時と共に変わります。その時々でしっかり考え、予想し、選択する。そのプロセスを省いてしまうと、後でこんなはずじゃなかったと後悔することになります。
  • 私は、職場に復帰する前に、会社が用意してくれた復帰セミナーに参加したのですが、そこで講師の先生が話していたのも、坂田さんがおっしゃったことと同じでした。坂田さん、先生になれますね!藤沼
  • 田口今日は、先生が三人もいらっしゃるので、私にとっては、とても有意義な時間です。ありがとうございます。私も長く働き続けたいと思って、この会社に入りました。そして、入社当時から結婚もしたいし、子供も欲しいと思っていました。結婚を経て、その先を考えているときに、ふと周りを見回すと男性社員が多く、持続的に働くことが当たり前のこととして仕事の話が進む状況があります。とはいえ出産のタイミングでお休みを取る必要があって…。今は、産休・育休を取る時期があったとしても、早く田口に戻ってきてほしいと期待されるような存在になりたいと思って、目の前の仕事に全力で取り組んでいるところです。
  • 出産でキャリアが中断される時期を見越して、早め早めに、いろんな貯金をしておくことが必要よね。そういう意識を持って、仕事に取り組んでいるのは素晴らしいことだと思う。坂田
  • 田口はい、先生!じゃなくて坂田さん(笑)。現在は、泊まり勤務もあって、一回、一回の現場の経験をすごく大切にしようと思っていて、わからないことはその場で聞いて身につけようとしています。まさに、貯金の時間ですね。

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02

ワークライフバランスに
ついて

ワークライフバランスについて

  • 坂田出産は、女性にしか経験できないことだけど、育児は、夫婦それぞれが主体的に関われることよね。うちは3人いて一人では本当に手が回らないので、否応なしに夫もフル稼働です。
  • わが家では、もし子供が生まれたら、育児休職を取ってほしいな…と、今から口説いています。田口
  • 坂田3人の子を育てる過程で、もう10年以上も保育園に通っているけれど、年々、パパの参加率が増えてきていると感じますね。時代は変わったなと思います。
  • ワークライフバランスとよく言われますが、それは男女に共通するテーマだと思います。ライフの部分をより充実させることで、ワークの効率が上がると思うので、組織全体で意識を持って仕事をしていけたらいいなと思っています。最近では当社でも男性の育児休職を取る例が増えてきたと聞いています。
    一方で、鉄道事業では、台風の到来に備えて、急遽、泊まり勤務となるような場合もあるので、難しいところですが…。
    田口
  • 藤沼私たち、緊急時に弱いですよね。緊急の対応が求められるときに、自分だけ帰るという状況には、もどかしさを感じてしまう。だから、そうじゃないときに、どれだけ頑張るかが問われることにもなるんですが。ただ、全体としては、男女の区別なく、ワークライフバランスの考え方も浸透してきていると思うのですが、いかがですか?
  • そうですね。毎週水曜日のノー残業デーもありますし、それ以外でも、ダラダラと残業するのではなく、オンとオフを切り替えて、効率よく仕事をしようという雰囲気がつくられているように思います。私の夫も同じ会社で働いているのですが、社外に出向しているときには、海外出張が3カ月も続いて苦労しましたが、戻ってきてからは、積極的に育児にも関わってくれるようになりました。世木
  • 藤沼私の夫が働く業界は、まだワークライフバランスの考え方が浸透していないのか、早朝から深夜まで仕事をする毎日を送っています。そんな働き方を見ていると、彼にも仕事以外の楽しみを見つけてほしいという気持ちがあります(笑)。子供と接する時間を増やしたり、自分の好きなことに没頭するような時間を、自ら積極的につくればいいのにと。
  • うちの夫も、現場でトラブルがあれば、夜中でも出て行くことはありますが、そうでない時には、一生懸命、帰ってきて、父親の役割を果たそうとしているようです。子供が大きくなって反抗期にさしかかってきたので、その存在を頼もしく感じることが多くなりました。坂田

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03

自分たちの成長が、
さらに東京を輝かせていく

自分たちの成長が、
さらに東京を輝かせていく

  • 坂田これからもまだまだ社会人生活を送っていくわけだけれど?みんなは今後、どんな目標に向かって働いていきたいと思っているの?
  • 私自身は、女性の総合職技術系第1号として入社した当初の戸惑いもあって、こんなに長く働いていけるとは思っていませんでした。どこかで壁にぶつかって、辞めていくことになっても、それはそれで仕方のないことだと。でも実際には、この組織は懐が深くて、私をしっかりと受け入れてくれた。新線建設の経験もさせていただき、大きな改良工事をいくつも担当することができました。いま思うのは、育ててもらったという感謝の気持ちを忘れずに、技術的な面で会社に貢献して、地下鉄をもっと便利にしたいと思っています。自分のペースを守りながらも、東京の発展とこの会社の成長を、技術的な面から支える存在になれたらいいなと思っています。藤沼
  • 世木私は、東京という街が好きで、この街をもっと魅力的にしたいと思って、この会社に入りました。いまは、東京メトロのブランド力というのか、この会社の「愛され力」を高めて、メトロにたくさんの「いいね!」をいただけるような会社にしていきたいです。さまざまなお客様がいらっしゃいますが、あらゆる人が心の抵抗なく、優しい気持ちで、どこかに行くのを支えてあげられるような路線にできたらと思っています。エレベーターなどのハード面の整備も大切ですが、お客様への気遣いだとか、お声がけだったり、それが自然に行えるようなあたたかい会社になれるような施策を進めていきたいと思うのです。
    また現在は、鉄道事業のコスト削減に関する業務を担当し、より効率的な鉄道事業運営の実現に向けて努力しているところですが、中長期的な観点での検討が多いことから比較的突発的な業務が発生しにくく、落ち着いた環境で仕事をさせていただいています。周囲への感謝の気持ちを忘れず、いつかその恩返しを思う存分させていただけるよう、現状に甘えることなく、いろいろなことを勉強しつつ自分を高めておきたいと思っています。
  • 世木さんは、CS(お客様満足)の向上という視点で話をされていましたが、私はES(従業員満足)、メトロで働く人たちの満足を高めていくような役割を担いたいなと思っています。「メトロで働いているのって、すごいじゃん!」と、みなさんが誇りを持って働けるようにしていきたい。そのために、具体的に何をやっていくのかということですが、維持管理の技術の完成度を高めて、メトロの信頼を築いていきたいです。
    本社にいるときに、トンネル内の検査用のアプリを開発し、iPadを使って検査の効率を高めようという取組みを経験しました。他の事業者の方々からも関心を持っていただき、維持管理の仕事の可能性や広がりを実感しました。メトロで働くことが面白い、そういう感覚を社員みんなが持てるようになる取組みを、少しずつでも広げていきたいですね。
    田口
  • 坂田私がずっと思ってきたのは、東京メトロの沿線に住みたいと多くの人に思ってもらえるようにしていきたいということ。事業開発の仕事をしていたときにも、沿線に住まわれている人たちにアプローチして、何かできないかと考えた。遊んでいて楽しい、生活が便利になる、そういう視点で新しい事業の芽を探していたんです。いまの仕事でイベントを担当していても、東京を楽しめるような仕掛けをしたいし、便利だなと思ってほしい。東京メトロを身近に感じて、その沿線に住んでいて嬉しいという気持ちを育てていきたいなと思いますね。
    それといま、社内でも仕事と育児の両立の話をするような機会が増えて、ロールモデルとしての自分を意識するようになってきています。あの人みたいになろうではなく、あの人でもやれるんだから私も頑張れると思ってもらえるのが理想です。そのためには、自分が与えてもらった環境、勇気づけられた言葉を、きちんと下に伝えていきたいです。部下に対しても、どうしたら気持ちよく働いてもらえるか、スキルを身につけてもらえるかを意識することが多い。自分がこうなりたいというだけでなく、チームとしてどう成長していくか、そういう意識を持たなければならないんだろうなと思ってます。
  • 坂田さん、藤沼さん、世木さん、今日は貴重な時間をありがとうございました。先生たちの言葉を肝に銘じて、これからも頑張っていきたいと思います。そして、何か困ったことがあったら、相談させてくださいね。田口
  • 坂田もちろん。いつでも相談に乗りますよ。今日はみなさん、お疲れさまでした。

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※取材協力:Esola池袋