東京地下鉄株式会社 新卒情報 : TOKYO METRO RECRUITING

社員インタビュー

軌道(土木職種)

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経験を積み重ね、
軌道変位のメカニズムを
解き明かしたい。

井上 智仁TOMOHIRO INOUE

2013年入社

Career

  • 2013年
     工務部
     日比谷線工務区 工務係
人を知る

土木を学んだ知識や技能を発揮できる場所

土木を学ぼうと思ったのは、中学時代に上京した時に、橋梁などの巨大な構造物を目の当たりにして、それらが人間の知恵と技術によって築かれていることを想像し、興味を持ったことがきっかけでした。また土木を学ぶなかで、想像以上に緻密な調整や測定が求められることを経験し、その奥深さを知ることになりました。こうして学んできた土木の知識を生かせる場所として思い浮かべたのは、人々の暮らしを支えるライフラインに関わる仕事でした。なかでも、そのネットワークが多くの土木構造物によって支えられているという点で、東京メトロには、自分の力が発揮できる場所があるのではないかと考えました。

また、会社説明のなかで、東日本大震災の時に当日の復旧を果たしたことを聞き、その機敏な対応力とそれを支える技術力の高さにも魅力を感じました。
入社後は約2週間の研修を経て、有楽町・副都心線工務区に配属され、現在は、主に有楽町線のレールや枕木、道床などの保守管理を担当しています。列車運行中に軌道内を徒歩で巡回し、レールの損傷や締結状態を確認したり、軌道の状態を把握するために列車運転席に同乗し、列車の動揺、騒音等を確認することもあります。こうした検査で異常が発見されれば、補修計画を立て、適切な補修を施します。

仕事を知る

軌道状態を見極め、自分なりの答えを導き出す

徒歩巡回は列車運行中に行うため、列車接近を常時監視し安全の確保に努めています。私は列車監視員に指定されているので、作業員に列車の接近を笛で合図し、待避を促す役割も担っています。また、工事監督員として、補修工事が安全かつ円滑に進むように管理しています。また、保守用車の免許を取得し、工事現場まで資機材の運搬も行うようになりました。重量物を扱うことが多いため、クレーンを操作して資機材を積み下ろします。経験を重ねながら、担当できる業務の幅を少しずつ広げてこられたことに、手応えを感じています。しかし、その一方で保線業務の奥深さを実感することもあります。
現場の状況は、日々刻々と変化していきます。

教科書通りの対応では解決できないことも多く、応用問題を解くように、臨機の対応を求められます。これまで経験したことのない課題に直面することもありますから、その場での判断力、対応力、想像力など総合的な力量が試されているのです。私はまだ知識も浅く、経験も少ないため、先輩たちに判断を仰ぐケースがほとんどですが、それでも自分で考えることを放棄せずに、自分なりの答えを導き出すように努力しています。また、人によって対処法や考え方が異なることもあるので、さまざまな意見を取り入れながら、自分なりのスタイルを築いていきたいと考えています。軌道の変位のメカニズムを解き明かし、自分なりの対処法を身につけ、想定外の状况にも柔軟に対処していきたいです。

この職種を目指す学生へメッセージ

列車運行を根底から支え、
安全で快適な運行が実現できるやりがい

多くのお客様にご乗車いただいている列車を支えているレールは、摩耗の状態やわずかな変位によって、揺れや騒音を引き起こし、乗り心地にも影響します。そして、このような摩耗や変位を放置すれば、重大な事故につながりかねません。私たちの仕事は、レールやまくらぎ、道床などのメンテナンスを通じて、お客様に地下鉄を安全、快適にご利用いただくために欠かせない仕事であり、鉄道事業を根底から支える重要な役割を担っています。保線業務は、けっして簡単に習得できるものではありませんが、それでも夜間のメンテナンス作業を終えて、無事に始発列車が走り出すのを見届けた時には、今日もお客様に当たり前の日常を提供できるという成果を実感し、この仕事の醍醐味を感じることができますよ。

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※内容は取材当時のものです