東京地下鉄株式会社 新卒情報 : TOKYO METRO RECRUITING

社員インタビュー

検車(車両職種)

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五感を研ぎ澄まして
車両と向き合い、
安全・安定輸送に貢献する。

井上 広大KOTA INOUE

2012年入社

Career

  • 2012年
     車両部
     深川検車区 車両係
人を知る

過密なダイヤを支え、定時運行に貢献したい

大学時代は、飛行機の構造や空気力学などを幅広く学び、研究室では航空構造力学を専攻し、実験を重ね力学的な検証を加えて未来の飛行機をかたちにしていく研究をしました。航空システム工学科を選んだのは、もともと飛行機に乗るのが苦手で、自分が整備士になって、恐怖心を抱くことなく空の旅を楽しんでもらいたいと思ったことがきっかけでした。幼い頃から機械いじりが好きで、親に買ってもらったラジコンカーを分解して、それを元通りに戻すことを楽しんでいました。
就職を考える時期になって、航空会社という選択肢はもちろん念頭にありましたが、もう少し幅広く捉えて、安全を守り、お客様に安心を提供できる仕事は何かと考えた時に、鉄道会社も視野に入ってきました。

整備系の仕事に就きたいという思いはありましたが、その対象物に強いこだわりはありませんでした。就職活動中に地下鉄を利用した際に、その定時運行性の高さにあらためて気づきました。路線長1kmあたりの輸送人員が他の鉄道会社に比べて圧倒的に多く、そんな過密輸送をどのようにして支えているのかという点に興味を持ちました。それらを解明し、自らそのシステムを支える立場で、お客様の当たり前の毎日に貢献したいと思いました。

仕事を知る

経験を積み重ね、多くの事象に対応できるようになる

入社後は深川検車区に配属となり、月検査を経験しながら、車両の基本を学びました。その後、列車検査や修繕作業にも携わるようになりました。月検査は、3か月に1度のペースで行われ、電源を切って機器類の蓋を開けて車両の隅々まで点検します。一般電気、台車、車体の3チームに分かれて作業を行い、丸1日をかけて、1編成の車両を見ていきます。列車検査は10日に1度行われ、車両を在姿状態で点検し、各機能の確認や消耗品の交換等を行います。修繕作業では、営業線で不具合を起こした車両を戻し、故障原因を究明して機能回復のための適切な処置を施します。車両部品の定期交換を行うのも、修繕担当の仕事です。また、入社2年目に甲種電気車運転免許を取得し、出入庫車両の運転も担当するようになりました。

列車検査の際には、目視だけではなく、音やにおいなど、自らの感覚を研ぎ澄まし、車両をチェックしなければなりません。そうした感覚はマニュアルに記載できるものではないため、経験豊かな先輩たちからの伝承によって身につけていかなければなりません。また、不具合が発生した車両が戻ってきた時に、その原因を究明するためにも多くの経験が必要になります。故障の履歴を辿り、疑わしい箇所を調査して、その原因を突き止めた経験が積み重なって、多くの事象に対応できるようになっていくのです。後輩に指導する機会も増え、彼らを成長させるためにも、自らの技術をさらに磨き続けたいと思います。

この職種を目指す学生へメッセージ

チームが一体となって、健全な車両を送り出す

故障車が入庫し、どこが悪いのかを突き詰めるような時には、多くの社員が周りを取り囲み、一緒に考え、動きながら原因究明にあたっています。誰もが自分の問題として捉えて、少しでも早く出庫させようとする姿に、車両技術者としてのプライドと責任、検車区の一体感を感じます。やがて原因が特定され、修繕が施されて、車両を営業線へと送り出す時には、大きな達成感に包まれるのです。私たちの仕事は一人で完結することはありません。同じチームの一員として車両を健全な状態に仕上げて送り出すという使命を担い、互いに協力し合いながら、その役割を全うしようと力を尽くします。新人への期待も大きく、早く一人前になってほしいと、みんなが育ててくれる環境があるので、安心して入ってきてください。

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※内容は取材当時のものです