東京地下鉄株式会社 新卒情報 : TOKYO METRO RECRUITING

キャリアインタビュー

エキスパート職
電気職種

松尾 晴輝HARUKI MATSUO

2002年入社

東京メトロの電気に関する、
あらゆる知識を持ったスペシャリストを目指して。

2002年/電気部 南北線電機区

5人の指導員に囲まれ、厳しい現場に飛び込んだ新人時代。

工業高校の電気科を卒業、都市を支えるやりがいのある仕事だと先生に勧められ、東京メトロに入社しました。当時の南北線は、トータルでいろいろな電気設備をメンテナンスするというトライアルの時期。①変電②電路③機械④信号⑤通信の5セクションで専門職を寄せ合い、それぞれのプロがいろいろな設備を見るという、いわば多能工のコンセプトで仕事をしていました。私は新人第1期生として配属されました。変電所から駅構内で電気を加工する設備、駅照明、空調換気、通信設備、列車への信号を送る設備など、この職場での6年間は非常に鍛えられました。特に良かったと思うのは、5倍も勉強できたということ。5つのセクションの師匠がそれぞれいるので、仕事の量も半端ではありませんでした。東京メトロの電気設備を、あまねく見られたのが良かったですね。

2008年/電気部 設備課

南北線電機区時代の経験が役に立ち、あらゆる方面の人脈が繋がっていく。

「南北線の電気保守だけでは、メンテナンスの技術の深度化が出来ない。専門的な知識・技術を身につけたい」と、当時の上司に直談判。その結果、本社の設備課に異動しました。換気・空調、昇降機やホームドア設備等の技術管理、戦略立案、大規模改良工事の計画等を行う部署です。メーカーへの提案や技術展等の視察に出向き、東京メトロで使える新技術を検討したりしました。思い出深い仕事は、省エネ型送風機。駅構内ではかなりの電力が空調設備に使われていますが、同じ風をつくり出すのに電力が6〜8%も節約できる優れた機器を導入。省エネとメンテナンスに貢献しました。本社では、電気部の5セクションの専門職とさまざまな協議・企画・打合せを行いますが、南北線電機区での色々なセクションを経験したことで、あらゆる方面の人脈が活き、力になってもらうこともありました。コミュニケーションも盛んになり、仕事が円滑に進んだのは大きな財産になっています。

2011年/電気部 電気事務所

お客様目線で、細心の注意を払って、仕事を考えるようになる。

電気事務所の仕事は、設備設計から完成までの管理・工事の品質をチェックする部署です。設計は、設備ごとの法律に適合するよう計算や機器選定を行うほか、設備の配置にあたってはお客様の通行エリアの安全性や設備の使い勝手、メンテナンスのしやすさに至るまで様々なことを検討します。一旦設置すると、私が定年退職を迎えるより長く使い続けるものもあります。一つひとつ細心の注意を払うのは大変でしたが、上司から「自分の家だったら、何を優先したいか?」と問われ、お客様目線で仕事を考えるよう鍛えられた時期でした。設計の他にも、各路線の現場支援も行いました。現場から上がってきた不具合の改善のための調整など、実際に現場に見に行き解決します。新しくトイレを設置するための駅のリニューアルなど、2年半で約30件もの工事を発注。今の仕事のバネになっている時期です。様々な案件は、私一人の力だけではどうしようもなく、現場を動かす大変さを身をもって思い知った部署です。入社間もない頃は、一つひとつの腕を高められませんでしたが、トータルでモノを見て、現場から全体を動かしていくのは一番面白いと思いました。

2013年/電気部 有楽町・副都心線電機区

「現場から本社を動かす」という心意気で、新プロジェクトに挑戦。

この部署では統括電気係として後輩を束ねる、「作業指揮者」として業務しました。工事用のモーターカーに乗り込み、電車線を点検したり、昼間には点検ができない箇所を、夜間に点検修理します。終電から始発までの限られた時間で、工事や作業を円滑に進めるための調整が大変でした。もう一つの仕事として、模擬駅3駅を含む訓練線を備えた「総合研修訓練センター」新設の一大プロジェクトを任されました。ここでどういう研修や訓練をするかを私自身が考え工夫しながら、土木や軌道、建築との全体の工事の調整を図ります。電気部のみならず他部門の知識や技術、さらには現場での調整力をグッと引き上げる良い経験になりました。今までは、設備課で計画を立案し、電気事務所で設計部隊や現場のルールを決める仕事を経験しましたが、現場で起きていることは直接現場に行き状況を判断して解決していくのが一番大事だと実感した部署です。

column今後のキャリア形成への想い

私のキャリアとして、南北線電機区、有楽町・副都心線電機区時代は、地下鉄の安全やサービスを「守る仕事」、設備課、電気事務所時代は、地下鉄を「造る仕事」に大別できるように思います。どちらも奥が深い仕事ですが、両方の業務を経験して気づいた点を、品質の高いメンテナンスや、さらに良いものを造るヒントに活かせています。東京メトロでは、設備を通じて輸送の安全やお客様へのサービスを維持し続ける一方、ホームドアやLED照明など新たな技術の導入などを進め、どんどん新しいメトロを形作っています。守る技術も、造る技術も、仕事を通じてさらに磨きをかけて、東京メトロの未来を「創る仕事」の最前線に立ち続けていきたいと思います。

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